10秒でわかる本書の内容 (超要約)
人は「遺伝」と「環境」でほぼ決まる。
例えば、体重は9割が遺伝。知能や学力の半分以上が遺伝によって決まる。
勉強ができない人は「努力が足りない」のではなく、遺伝の影響が大きい。
才能が無い人は、才能がある人の何倍も努力するか、別の道を探す方法もある。
今の社会は「英語・国語・数学・理科・社会」の受験勉強をして良い大学へ入る事で、年収が高い仕事に就くことができる。
受験戦争を勝ち抜いた人は、必ずしも社会に出て仕事ができる優秀な人間という事ではない。
「受験勉強の才能」があったというだけで、仕事のスキルとは全く関係がない。
この「受験システム」という一辺倒の社会構造から変えていかないと、本当に優秀な人が適職に就けない。
これからの社会は、個人の才能を発見して活かせる仕組みを作っていく必要がある。
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1分でわかる本書の内容 (要約)
- 人は与えられた遺伝子と環境でほぼ全てが決まってしまう。
- 知能や才能は遺伝する。
- 体重は遺伝が88%。共有環境が2%。非共有環境が10%。「食の好み」や「自己管理能力」「ホルモンの分泌」なども遺伝による。
- IQは遺伝が54%。共有環境が19%。非共有環境が27%。
- 知能は5割以上が遺伝。共有環境の影響もある。
- スポーツや芸術の才能と同様、学力にも才能がある。
- 現代社会は「国数英理社の勉強ができる事が優秀」という過去の価値観で作られている。しかし、それは社会に出て通用するとは限らない。
- 才能がある人は少しの努力で伸びるが、才能が無い人は相当な努力が必要になる。
古代ギリシアの哲学
「才能」と「教育」と「訓練」があり、「教育」が「訓練」や「才能」を凌ぐことはないが、「訓練」は時として「才能」を超えることがあるかもしれない。
古代ギリシア哲学の始祖といわれるソクラテスの言葉
なにも教育や訓練をしていない人間は、いくら才能を持っていたとしても周囲から必要とされる基準までたどり着けるわけがない。それほどまでに才能は万能ではない。
著者について
安藤寿康(あんどう・じゅこう)
1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。主に双生児法による研究により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティに及ぼす研究を行っている。著書に『遺伝子の不都合な真実』(ちくま新書)、『遺伝マインド』(共著、有斐閣)、『心はどのように遺伝するか』(講談社ブルーバックス)など。
Amazonより引用
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