免疫力が10割――腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず

健康・能力アップ

10秒でわかる本書の内容 (超要約)

新型コロナウィルスは感染してもほとんどの方が無症状か軽傷。重症化する方の多くは、「肥満」「高血圧」「糖尿病」などの基礎疾患を持っているか「高齢者」。つまり免疫力が低下している方は重症化するリスクが高い。

日ごろから「十分な睡眠」「運動」「健康的な食事」を心掛け、免疫力を上げること。

新型コロナウィルスに感染で最も怖いのが「サイトカインストーム」。「サイトカイン」という免疫細胞が過剰に反応したり暴走することで起きるのだが、「レギュラトリーT細胞」という物質が暴走を抑える役目をしている。

この「レギュラトリーT細胞」を活性化するためには、腸内環境を整えること。
腸内環境を整えるためには、発酵食品などのプロバイオティクスや、そのエサとなる野菜や果物、大豆などのオリゴ糖(プレバイオティクス)、食物繊維を摂取すること。

自律神経の乱れも腸内環境を悪くするため、朝日を浴びて運動し、夜はお風呂に入ってブルーライトを避ける。寝る3時間前には食事をしないという習慣を心掛けること。

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1分でわかる本書の内容 (要約)

  • 国内における新型コロナウィルス感染症の症状は、80%が無症状か軽傷。15%が重症の肺炎。5%が致死的な呼吸不全。
  • 重症化する方の多くは、「肥満」「高血圧」「糖尿病」などの基礎疾患を持っているか「高齢」で、免疫力が低下している。
  • 20代であれば基礎疾患を持っていても免疫が元気なため、ほとんど重症化しない。
  • 日ごろから「十分な睡眠」「運動」「健康的な食事」を心掛け、免疫力を上げること。
  • 新型コロナウィルスの致死率は3%。97%は免疫の力でウィルスを撃退している。
  • アメリカで死者が多いのは「肥満」が多いことが理由の1つと考えられる。日本のBMIの基準は25で肥満率は5%未満なのに対し、アメリカのBMIの基準は30で肥満率は40%。
  • 「三密の回避」「マスクの着用」「手洗い・消毒」は感染しないため。または感染させないための行動。感染してしまった時のために備えておくことも大事。
  • ウィルスに感染すると、闘いを有利にするための「サイトカイン」という物質が分泌される。
  • 「サイトカイン」が過剰に分泌されると、過度の炎症を引き起こす場合がある。
  • 「サイトカイン」の過剰分泌を制御するのが「レギュラトリーT細胞」。つまりブレーキ役。
  • 「レギュラトリーT細胞」が減ってしまったり機能しなくなると「自己免疫疾患」や「アレルギー症状」が出る。
  • ウィルスの毒性だけで言えば、インフルエンザの方が強い。それにも関わらず致死率が高いのは、「サイトカイン」が暴走する「サイトカインストーム」という症状がおきるため。
  • 重症化した患者の血液を調べると「レギュラトリーT細胞」が極端に少ない。原因は2つ考えられ、1つはT細胞そのものに感染する。もう1つはもともと何らかの原因でT細胞が少なかった。
  • 「肥満」「高血圧」「糖尿病」「高齢」の方は「レギュラトリーT細胞」がもともと減少しているため、重症化しやすい。
  • 「レギュラトリーT細胞」は腸に多く生息する免疫細胞。腸内環境を整えること。
  • 腸には免疫細胞の7割が生息している。腸は第2の脳と呼ばれるほど大切な臓器。
  • 腸内に「善玉菌」がいるため、レギュラトリーT細胞は腸内に多く生息している。
  • 腸は「セロトニン」や「ドーパミン」などの神経伝達物質も作っている。
  • 生きて腸に到達できる有用な微生物をプロバイオティクスと言い、発酵食品に多く含まれる。※
  • プロバイオティクスは腸内に定着しないが、排便されるまでの間に食べ物の分解を助け「短鎖脂肪酸」を生み出す。
  • 善玉菌のエサになる「プレバイオティクス」も摂取すること。
  • 「プレバイオティクス」の代表は「オリゴ糖」。バナナなどの果物や野菜、大豆などに多く含まれる。
  • 「食物繊維」を摂取することも大事。腸内の有害物質を絡め取り、善玉菌の住みやすい環境に整える働きがある。
  • 自律神経も腸に影響を及ぼす。「交感神経」が優位だと蠕動運動が停滞するため、便秘になり腸内環境が悪化する。「副交感神経」が優位でも腸が疲れてしまう。そのため1対1の割合が最も良い。
  • 自律神経を整える方法は、朝起きたら朝日を浴び交換神経を刺激する。軽い運動やコップ一杯の水を飲むのもおすすめ。夜はお風呂に入り、ブルーライトを避け副交感神経を優位にする。
  • 新型コロナウィルスの特徴として、重症患者ほど多くの抗体が検出される。つまり抗体があまり役に立っていない可能性がある。また抗体は1~2ヶ月で消えてしまうというデータもある。
  • 肥満は細胞が肥大化している状態で、慢性の炎症状態。

腸内環境を整える発酵食品
乳酸菌、ビフィズス菌、酵母菌、麹菌、酢酸菌、納豆菌

著者について

小林弘幸
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
1960年、埼玉県に生まれる。順天堂大学医学部卒業後、1992年に同大学大学院医学研究科修了。
ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。
国内における自律神経研究の第一人者として、アーティスト、プロスポーツ選手、文化人へのコンディショニングやパフォーマンス向上指導を行う。
著書には、『最先端医療の人生を変える7つの健康法』(ポプラ社)、『小林弘幸の自律神経を整える絶景まちがいさがし 免疫力アップ版』(宝島社)、齋藤孝氏との共著『心穏やかに。 人生100年時代を歩む知恵』(プレジデント社)などがある。

玉谷卓也
薬学博士。日本免疫学会評議員、順天堂大学非常勤講師、エムスリー株式会社アドバイザー。
1963年、東京都に生まれる。1988年、筑波大学医科学修士課程修了後、東京都臨床医学総合研究所、JT医薬基礎研究所、米国CORIXA社、東京大学先端科学技術研究センターなどを経て、2008年に順天堂大学医学部客員教授に就任。2020年、任期満了に伴い現職。
この間、武田薬品工業、ソニーにも兼務し、2019年よりエムスリー株式会社のアドバイザーを務める。主な専門領域は、免疫学、炎症学、腫瘍学、臨床遺伝学。20年以上、免疫、がん、線維症、アレルギー、動脈硬化などの研究に従事。
Amazonより引用

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