10秒でわかる本書の内容 (超要約)
お金を手にするためには、「稼ぐ」「盗む」「貰う」「借りる」「増やす」「作る」の6つの方法に分けられる。
「稼ぐ」は人の役に立ち、価値(GDP)を作りだす仕事。
「盗む」は合意なく奪う行為。長い目で見て社会に悪影響を及ぼす行為も含む。
「貰う」は直接お金儲けにはならないが、社会にとって大事な仕事。
現代社会の問題点は「貧富の差」。
お金持ちはどんどんお金持ちになり、一般の人はどんどん貧しくなっていく。
それを助長しているのが、世界に存在する「オフショア」と呼ばれる租税回避地。
大企業がオフショアに資金を資金を移すことで、税金から逃れている。
そのため一般市民の税金が増えてしまう。
世界が足並みをそろえて「オフショア」を規制していかないと、この流れは止まらない。
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1分でわかる本書の内容 (要約)
- お金を手にするためには、「稼ぐ」「盗む」「貰う」「借りる」「増やす」「作る」の6つの方法に分けられる。
- 「稼ぐ」と「盗む」の違いは、人の役に立つ仕事であれば「稼ぐ」。長期的に社会に害を与える仕事は「盗む」。
- 資本主義の土台は、社会に貢献したことに対し正当な評価を受けられる所にある。
- 「GDP」はモノやサービスが増えるか、人口が増加すると増える。
- 「稼ぐ」ということは1人当たりのGDP以上に価値を生み出している人。
- 「貰う人」は1人当たりのGDP以下の価値を生み出している人。世の中の大半はこの「貰う人」。
- 「貰う人」も「盗む人」もGDPを下げるが、両者の違いは「合意」。「貰う人」は合意のもとで貰っている。
- 生活保護者の場合、正当な理由で受給していれば「貰う」。不正に受給していれば「盗む」。
- 「貰う人」は、お金儲けには直接関わらないが、社会にとって大切な仕事をする人。
- 「稼ぐ人」が「貰う人」よりも偉いわけではない。稼ぐ人は単にお金儲けがウマイだけで、「稼ぐ人」も「貰う人」も重要性は同じ。
- 「稼ぐ人」は、そもそも株式投資や不動産投資に回せる余裕資金を持っている。つまり金持ちはどんどん金持ちになる。
- 「借りる」と「増やす」は、お金を借りて、それを元手にお金を「増やす」こともできる。ただし、増やすためには、目的と手段がはっきりしていないと難しい。
- 「作る」は投資家から資金を調達したりすること。信用がある人にはお金も人も集まる。
- 経済学者のピケティが「R>G」という式で、R(資本収益率)はG(経済成長率)を上回ると提唱した。
- シンガポールやスイス、香港、オーストラリア、マレーシア、モナコなどは「相続税」がゼロ。お金持ちの子供もお金を満額引き継げる。
- お金持ちは政治を握るエリート層と繋がっている。
- お金持ちは、生活、教育、コネ、ビジネスの元手のあらゆる面で恵まれている。
- お金持ちはオフショアと呼ばれる「タックスヘイブン(租税回避地)」に資産を移すことで、税金から逃れている。
- オフショアには、かつてはダークマネーと呼ばれる犯罪などで稼いだお金が流れ込んでいたが、昨今では普通の大企業がこの仕組みを利用している。そのため、大企業から市場に回るはずのお金が少なくなり、国民の負担が増える。
- 世界経済の行く末を考えるならオフショアは潰さなくてはいけないが、それには各国と足並みを揃える必要がある。ただし、現状ではほぼ不可能。
- 欧米社会における基本的な道徳観に「ノーブレスオブリージュ」という考え方があり、上流階級は人類全体に奉仕する義務がある。
著者について
高井浩章(たかい・ひろあき)
1972年、愛知県出身。経済記者・デスクとして20年超の経験をもつ。専門分野は、株式、債券などのマーケットや資産運用ビジネス、国際ニュースなど。三姉妹の父親で、初めての単著となる本書は、娘に向けて7年にわたり家庭内で連載していた小説を改稿したもの。趣味はレゴブロックとスリークッション(ビリヤードの一種)。
Amazonより引用
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