10秒でわかる本書の内容 (超要約)
心が何かに囚(とら)われている状態を「業(ごう)」という。
親や自分が、どんな業を持っているのかを理解することで、相手を理解し受け入れ、関係性を見直すことができる。
関係性を見直すときに大事なのは、「固定観念」に囚われないこと。
「~しなければいけない」という思いがあると、相手に対して不満が生じ、相手を変えたいという欲求が生まれてしまう。
そのままの相手を受け入れ、自分という人間がどう関わるのかを考えること。
ときには「関わらないという選択肢も持つ。
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1分でわかる本書の内容 (要約)
- 心が何かに反応し、それが残ってしまうと「業(ごう)」になる。
- 親が支配的だと、子供は心の自由が奪われ「怒りの業」に取りつかれてしまう事がある。
- 子供は「感心を持ってもらえないこと」と「自分の気持ちをわかってもらえないこと」に不満を持つ。
- 親や自分の「業のタイプ」を理解する。※
- 自分の業や親の業を知ることで、家族を客観視することができるようになる。
- 相手の業を知ることで、相手を理解することができるようになり、関わり方を考え直すきっかけになる。
- 子供は親と似た業を持っていることが多い。
- 自分の心の反応を記録して客観視し、自分を理解すること。その時、「記憶」と「現実」を別けて観察すること。
- 「理想」と「現実」は違う。固定観念に縛られると悩みが増える。
- 「家族だから一緒にいなければいけない」など、「こうありたい」「こうあるべき」という概念を捨て、人と人との関係を作ること。※
7つの業(ごう)のタイプ
1.期待や要求が過剰な「求めすぎ型」。
2.なぜかいつも怒っている「怒り型」。
3.こうすべき、こうしなければいけないという規範や価値観でコントロールしたい「決めつけ型」。
4.干渉、嫉妬、不信、溺愛によって頭の中で子供を私物化してしまう「妄想型」。
5.愛情が乏しく関わり方を知らない「関係希薄型」。
6.自分の要求は通って当たり前。自分の要求は正しいのだと思い込んでいる「放漫支配型」。
7・やりたい放題で人の迷惑を顧みない「身勝手型」。
家族の大きな勘違い3つ
1.家族だから口を出していいと思っている。
2.家族は一緒にいなければいけないと思っている。
3.家族は仲が良くなければいけないと思っている。
著者について
草薙 龍瞬
僧侶。興道の里代表。1969年奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インドで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで現地仏教徒とともに、インド社会の変革をめざすNGOと幼稚園を運営する。日本では宗派に属さず、実用的な 仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読と法話を採り入れた葬儀・法事を行うなど、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を広めている。 著書に、『悩んで動けない人が一歩踏み出せる方法』(WAVE出版)、『消したくても消えない「雑念」がスーッと消える本』(大和出版)など。近著『反応しない練習』(KADOKAWA)は現在も人文・実用書のベストセラー入りを続けている。
Amazonより引用
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