元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

相手との良好な人間関係を築くためには、質問のやり方を学ぶ必要がある。正しい情報を引き出したい時も同じ。
質問には、「オープンクエスチョン」や「クローズドクエスチョン」のほかに、「循環クエスチョン」「暗示クエスチョン」「逆クエスチョン」がある。適切な場面で使い分けること。

まずは、目標を立てる時は「SMART」の公式を使って立てること。Mは「計測可能」。Aは「魅力的」。Rは「現実的」。Tは「期限を決める」。

人から好かれるためには、相手の良い点にフォーカスして接すること。

• 質問の仕方により、全ての会話をコントロールできる。質問方法は「オープンクエスチョン」「クローズドクエスチョン」の２つ。
• オープンクエスチョンは、「どう思う？」「どうやったの？」「どんなメリットがある？」など、YES・NOで答える事ができない質問のこと。
• オープンクエスチョンは相手への興味を示す。相手が話している途中に挟むと、相手の考えや動機を知る事ができる。
• 自分のしたい話しへ誘導したり、自分が知られたくない情報から逸らす時にも使える。
• クローズドクエスチョンは、「～した？」「いつやったの？」「賛成？」などYES・NOや、一言で返答できる質問のこと。
• クローズドクエスチョンは、会話をあるポイントに向けて方向づけをしてくれるもの。はっきりした答えを知りたい時などに使う。
• いつ、どのような質問をするのか、それがとても大事。
• 会話をリードしているのは、「話している人」ではなく「質問している人」。
• 自分が話す側になってはいけない。
• 他にも「循環クエスチョン」「暗示クエスチョン」「逆クエスチョン」
• 循環クエスチョンは、「もしあなたが～したら、相手は何て言うかな？」など、人を動かしたり考えさせたりする。
• 循環クエスチョンは、物事を別の角度で見させたりすることで、行動を変えさせることができる。
• 暗示クエスチョンは、「～だと、あなたも思っているだろう？」「疲れているでしょ？」など押し付ける感じの質問。
• 暗示クエスチョンは、信頼を築くためにはプラスにならないし、答えの信頼性も低いので使わない方がいい。
• 逆クエスチョンは、「それどういう意味？」「具体手にはどういう事？」と聞き返す質問。
• 逆クエスチョンは、相手の攻撃をかわしたり、次のテーマを考えたい時などに時間稼ぎができる。
• 目標「SMART」の公式に沿って立てること。
• Sは「明確的」。Mは「計測可能」。Aは「魅力的」。Rは「現実的」。Tは「期限を決める」。
• Sはできるだけ具体的に。Mは目標を数値にする。Aは目標を達成した時のメリットを想像する。Rは達成できそうか？Tは目標までのステップを細分化しそれぞれに期限を付ける。
• 目標は設定するだけで脳内にドーパミンが発生し気分が高揚してやる気が高まる。目標を達成した時も分泌されるので、細かい目標を何度もクリアすることが大切。
• 目標を細分化する方法は、野球の大谷翔平選手が実践している「９マスシート」がお勧め。
• ９マスシートは、縦3マス×横3マスの9マスシートの真ん中に一番達成したい夢や目標を書く。その周りに達成するための要素を書いていく。その要素の中に達成が難しそうなものがあれば、それを真ん中にした9マスシートを作る。それを繰り返す。
• 目標の立て方の注意点は「～しない」という書き方をしないこと。「～する」という書き方をすること。
• みんなから好かれている人には共通する特徴がある。「相手の長所を見る」「相手の事を好き」というマインド。
• 嫌な人と接する時は、その人の良い点を１つだけ探す。そしてそれに意識を集中する。「カラーバス効果」で、嫌な部分が目立ちにくくなる。

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