10秒でわかる本書の内容 (超要約)
現代社会の構造は「知識社会」「リベラル化」「グローバル化」へと変化しており、テクノロジーの発達により経済的格差が大きくなる。
経済格差は知的スキルの格差であり、テクノロジーに使われる側からテクノロジーを使う側にならなくてはいけない。
幼少期に我慢できる子は、大人になってから成功しやすい。大きな目標を持ち習慣化すれば、目先に快楽に溺れることなく将来の成功に向かってコツコツ努力できる。
人の能力は遺伝でほとんど決まっている。できない事を教育により伸ばそうとすると問題が起きる。ほぼ能力は遺伝で決まるという真実を受け止めること。
日本は年金を当てにできなくなってきている。そのため、資産を保有して将来の衝撃に備える事。
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1分でわかる本書の内容 (要約)
- 事実は好ましいものであるとは限らない。自然法則のようなもの。
- 自分がどのような世界に生きているのかを把握して正しい地図を持たな刈ればならない。
- 意見や判断は事実に基づいているのかが大事。事実と違っていると全て間違った意見や判断になる。
- 相手が事実に基づかない適当な事を言っているのであれば、話しを聞かなくてもいい。
- 産業革命により、世界は知識社会になった。これにより能力の格差が生まれ、収入の格差が大きくなった(知識社会)。
- 社会が豊かになったことで、共同体から逃れ、個人が自由な思想で自己実現を目指すようになった(リベラル化)。
- 会社も1人や少人数で経営する人が増えた。しかも利益率が高くなる。
- ネットの普及などによりグローバル化している。
- 現代人は、ジャングルの中で生活する脳で、コンクリートの中を生きている状態。そのため様々な問題が起きる。
- 知的スキルが高い人は、日本は5人に1人。世界は10人に1人。世の中は知的スキルが高い事が標準となっているため無理がある。
- 知識社会においてテクノロジーがどんどん進化すると、それについていけない人がどんどん脱落する。
- 経済格差は、知能格差。1%の高知能の人が富を独占する社会。
- テクノロジーを生み出せる天才は0.0001%だとしても、テクノロジーを使いこなせる1%にはなれるチャンスがある。
- 幼少期に我慢ができる子は、大人になってからの能力が高いく、社会的にも成功しやすい。
- 幼少期に我慢できる子は、大人になってから「前頭前皮質」の計画を立てたり社会行動の調節を司る部分が活発に働いていた。
- 幼少期に我慢できるなかった子は、大人になってから「腹側線条体」の快楽や満足度を司る部分が活発に働いていた。
- 将来の満足を手に入れるためにコツコツ努力できる人と、目先の快楽に溺れてしまう人は、遺伝の影響を強く受けている。
- 大自然に触れて「自分は何てちっぽけなんだ(Awe体験)」と思えると、未来への時間感覚を持つことができるようになる。
- 大きな目標を持って習慣化すれば、努力によって目先の快楽を我慢し、コツコツと未来への成功に向かって努力できる。
- 人の能力の70%は遺伝で決まる。生まれつき、できる事とできない事が決まっている。
- 現代の社会では、「できないのは努力が足りないせいだ」という風潮があり、できない子は開き直るか自分を責める。
- できない事を教育によって変えようとしてはいけない。
- 今後、日本は「年金だけでは2,000万円不足する」と金融庁が報告している。
- 平均的な高齢者世帯では、収入が21万円。支出が26万円。金融資産は2,252万円。
- 持ち家で資産2,000万円以上の世帯は、全体の3割程度。
- 70歳以上の約3割が金融資産を保有していない。5割が年金に依存している。
- 今後、少子高齢化により「受給額が減らされる」か「財政が財政がいきづまる」。
- 財政が行き詰まると、物価が上昇してハイパーインフレになる。そして国民はインフレ税を支払う事になる。
- できる対策は、資産を保有して衝撃に備えること。
<日本のファクト>
●日本人のおよそ1/3は日本語が読めない。
●日本人の1/3以上が小学校3~4年生の数的思考力しかない。
●日本人の9割以上が、パソコンを使った基本的な仕事ができない。
●日本人の65歳以下の労働人口のうち、1/3がそもそもパソコンを使えない。
●そして日本人は世界の全ての分野でトップクラスの成績を残している。
<世界のファクト>
●先進国の成人の約半分は、簡単な文章が読めない。
●先進国の成人の半分以上は、小学校3~4年生以下の数的思考しかできない。
●先進国の成人のうち、パソコンを使った仕事ができるのは20人に1人。
著者について
橘/玲
作家。1959年生まれ。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が累計30万部超、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)が50万部超のベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Amazonより引用
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