伝え方が9割

相手に何かをお願いをする時、ストレートに言葉を発してはいけない。
いちど相手の立場に立って、「相手のメリットと一致する」など、相手が納得できる伝え方を考えることが大事。

＜伝え方の基本ルール＞
①自分の頭の中をそのまま言葉にしない。
②相手の頭の中を想像する。
③相手のメリットと一致するお願いをつくる。

＜メリットの切り口＞
１．相手の好きなこと(例：おいしいパスタを食べにいきませんか？)
２．嫌いなこと回避(例：～すると怒られるみたいですよ)
３．選択の自由（例：おいしいパスタと石窯のピザならどちらを食べたいですか？）
４．認められたい欲（例：あなたしかできないことなの）
５．あなた限定（例：あなたには特別に～）
６．チームワーク化（例：一緒に～しよう）
７．感謝（例：今日はありがとう助かったよ。今度お礼に食事でも）

＜相手の心に響く強い言葉＞
・ギャップ法（例：嫌いになりたいけどあなたが好き）
・クライマックス法（例：ここだけの話ですが～）
・サプライズ法（例：そうだ、～）
・赤裸々法（例：緊張して喉がカラカラになりました）
・リピート法（例：いつもいつも～）
・ナンバー法（例：伝え方が9割）
・合体法（例：草食男子）
・頂上法（例：世界一受けたい授業）

伝え方が9割（2） [ 佐々木圭一 ]

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• 人に何かをお願いする時、自分の伝えたい事をそのまま言葉にするのではなく、相手の頭の中をイメージして相手のメリットと一致するお願いを作ることが大事。
• ＜例＞ゴミ捨てをお願いするとき

【Bad】「ゴミ捨てやっといて」「あなたの当番だよね？やっといて」
【Good】ゴミ捨てとお風呂掃除のどっちがいい？」「お皿洗っておくからその間にやっておいて」

• ＜例＞大量のみかんを家族みんなで食べて欲しいとき

【Bad】「みかん食べて」
【Good】「みかんを食べると免疫力が上がって風邪をひかなくなるらしいよ」

• ＜例＞仕事先への納期に間に合わないとき。

【Bad】「納期に間に合いそうに無いので延期してください」
【Good】「クオリティを上げたいので納期をちょっと粘ることできませんか？」

• ＜例＞女性をデートに誘うとき。

【Bad】「デートに行きましょう」
【Good】「驚くほどうまいパスタがあるんだけど、いかない？」「驚くほどうまいパスタか、石窯のピザどっちか食べに行かない？」

• ＜例＞公園の芝生に入ってほしくないとき。

【Bad】「この芝生には入らないでください」
【Good】「こちらの芝生に入ると農薬の匂いが付きます」

• 相手の心に響く強い言葉は次の８つ。

・ギャップ法
・クライマックス法
・サプライズ法
・赤裸々法
・リピート法
・ナンバー法
・合体法
・頂上法

• ギャップ法は、伝えたい言葉とは反対の言葉を最初に持ってきて、文章をつなげる方法。(例：これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ)
• クライマックス法は、伝えたい言葉の前に人を引き付ける言葉を入れる方法。(例：今まで誰にも言った事が無いのですが、実は～)
• サプライズ法は、驚きワードをプラスする方法。一番簡単なのは、言葉の最後に「！」を付ける。
• 赤裸々法は、五感の表現をプラスする方法。（例：恥ずかしくて顔が赤くなりました）
• リピート法は、ワードを繰り返す方法。（例：何度も何度もすみません）
• ナンバー法は数字を入れる方法。数字は奇数が良い。漢数字はNG。(例：伝え方が9割)
• 合体法は、ワードとワードを組み合わせる方法。(例：草食＋男子＝草食男子)
• 頂上法は、「No1」や「最大級」などトップクラスというワードをプラスする方法。(例：地域No1)