超影響力

人に影響を与えるには、「信頼」の構築と「関係性」を強める事が大事。
まずは自分から自己開示をして相手の心を開き、次に相手の「自己肯定感」を満たしてあげる。

会話は、相手に関する話しをし、お互いの共通点を探すこと。
また、一緒に目標を立てて実行する事でも関係性を強化できる。

無意識を使って相手を動かす方法としては「スリーパー効果」がある。
インパクトのある話しをすることで、相手の記憶に残して無意識に行動させるというものだ。
そして最後の一押しは、「～しよう！」ではなく「～になろう！」という言葉を使うこと。

• 人を引き付ける「カリスマ」「天才」「インフルエンサー」はどの時代にも存在する。
• SNSなどネット社会では、影響力を持ちたいと望む人が増えている。
• 人は、たとえ同じ言葉の内容であっても信用のある相手の話しにしか聞を傾けない。
• 影響力のある人は、聞き手にとって「信用できる話し手となる方法」を知っている。
• 影響力を持つための3つのステップ

①シュムージングで打ち解ける。(メールや電話でも20％の効果がある)
②ストレングスで相手に自信を持たせる
③類似と共通点で仲間意識を深める

• 「シュムージング」は、自分のことをネタにした雑談で、次の自己開示が効果的。

①お金や健康に関する心配事
②人生で幸福を感じること。自分の楽しいこと。
③恥ずかしかった体験や、罪悪感を覚えた体験。

• 「ストレングス」は相手を味方にして巻き込む力。相手を認めて求めてあげることで、相手の自己重要感を満たし自信を回復させてあげる。するとモチベーションが上がり行動する力が起きる。ポイントは過去と現在で成長している部分や努力を褒めること。そして「あなたならできる」と励ます。
• 「類似と共通点」とは、上から目線ではなく身近な存在。ちょっとした共通点でも会話は弾む。人は自分と似た部分がある人に好意的になり影響力を受けやすく頼み事を聞いてくれやすくなる。さらに、人は自分に関係する話題にしか興味を示さない。
• 関係性を強めるテクニック。

①「この意見はみんなが支持している」と知らせる。
②みんなと少し違う要素をプラスする。特別感を演出し、みんなよりも優れていたいという気持ちを刺激する。
③ゴール(目標)を掲げる。ゴールは相手にとって一貫性があり正確性を持った魅力的なものに設定すること。

• 相手の無意識に働きかけるには「スリーパー効果」と「反復」が有効。
• 「スリーパー効果」とは、インパクトの強い話しをして相手の記憶に残すこと。
• 「反復」は、「重要な内容」を何度も話すこと。そのとき色々な角度から話したり、補足情報を話したり、日を別けて段階的に話すなどのテクニックがある。
• 行動を後押しする最後の一押しの言葉は「～しよう」という動詞表現ではなく「～になろう」という名刺表現をすること。

自己開示に適した10のテーマ(社会心理学者ゲイリー・ウッド)
① お金や健康に関する心配事
② 自分がイライラしたこと、許せないこと
③ 人生で幸福を感じること、自分の楽しいこと
④ 自分が改善したいこと
⑤ 自分の夢や目標、野望
⑥ ユーモアを交えた性的な話
⑦ 自分の弱点やマイナス面
⑧ 怒ってしまう出来事
⑨ 自分の趣味や興味
⑩ 恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験